ラグビー新リーグの「リーグワン」(来年1月7日開幕)に参戦する静岡ブルーレヴズが27日、静岡県磐田市内で2021-22季の初練習を行った。

攻撃面の戦略を大きく変える今季、練習方法を見直して前半はハードな体力づくりから開始。集中して取り組む選手らに堀川隆延監督(48)は「ラグビースタイルを変えるんだと感じてくれ、好スタートを切れたと思う」と手ごたえを口にした。

シーズン開幕までの24週間を5段階に分け、第3段階までは体力づくりと基礎スキルの向上に重点をおく。その結果を試合で、FW陣をいかに前へ押し出すかにつなげる。「フィジカルやメンタルで若手を鍛えていく」とも話し、今季テーマの1つの世代交代も進める。練習後半はグラウンドに出てグループ分けし、パス練習などで汗を流した。

東京オリンピック(五輪)の卓球で26日夜、チームと同じ磐田市出身の水谷隼(32=木下グループ)伊藤美誠(20=スターツ)組が金メダル獲得の快挙には「本当におめでとうございます」と祝福。劣勢でも最後まで諦めずに戦い、勝利をつかみ取った姿勢に感服し、「心が震えました。僕たちもああいう存在になりたい」とチームの目指す姿に重ね合わせた。

ヤマハ発動機時代から通算3季目となる主将の大戸裕矢(31)も「2人に感動しました。負けていられません。新チームの初代主将としてプレッシャーはありますが、いい力に変えてリーグ優勝を目指したい」と意気込んだ。【倉橋徹也】