4輪ドリフト大会「FORMULA DRIFT JAPAN（FDJ）」の第3戦が8月7日（土）、8日（日）、宮城・スポーツランドSUGOで行われる。5月の開幕から2連勝の山下広一（52、JZX100マーク2）が、前人未到の3連勝を果たすかが最大の見もの。勝てば年間総合2連覇にまた1歩近づくだけに、ライバルたちも負けていられない。大会は新型コロナ感染対策を徹底した上で観客を入れて開催され、大会公式ホームページでライブ配信される。

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FDJ参戦7年目の山下は「今年が今までで一番、自分自身とマシンのバランスがいい。クルマとリンクしている感じ。そこが開幕2連勝の1番の要因だと思う」と波に乗っている。今年、ニューマシンになり、「思い通りに車が動いてくれる」理想的な走りができている。

第2戦ではエビスサーキット初の日本人優勝を飾った。第3戦のSUGOにも史上初の記録がかかる。山下は「今までシーズン3連勝をした選手はいないので、もちろん狙う。まずは足元をすくわれないように目の前の1戦1戦をしっかり戦いたい」と気を引き締める。

SUGOでは暑さ、そして、自分自身との戦いを思い描く。「他のサーキットと比べてアクセルを踏みっぱなしにしている時間が長く、クルマにも負担がかかる。昨年も暑さが原因で車の調子が少し悪く、ごまかしながらの走りだった。今年はそのリベンジの意味合いもあり、結果を残したい」と山下は気合十分。目標とする年間総合2連覇へ向け、「自分の力を100％出し切れば勝てる」と自信を見せている。