小学6年の石附昇久(のりひさ=JSSジャンボ)が新記録を樹立するなど3冠に輝いた。100メートル背泳ぎを1分6秒43で圧勝。続く50メートル背泳ぎでも31秒09でぶっちぎりのトップに立ち、2種目ともに新潟県学童新をマークした。さらに4×50メートルメドレーリレーでは第1泳者で出場し、JSSジャンボの優勝に貢献した。

3冠を達成した石附は「達成感でいっぱい。すごくうれしい」と素直に喜んだ。大会に向け、特に練習に力を入れたというストローク。毎日50メートルを10本泳ぎ、その成果を存分に発揮した。100メートル背泳ぎは1分6秒43、50メートル背泳ぎでも31秒09と2種目ともに県学童新をマークした。

3冠は2度目だった。7月に行われたJOCジュニアオリンピック杯県予選で、50メートル背泳ぎを31秒54。100メートル背泳ぎでは1分8秒16で2種目とも大会新をマークし優勝。4×50メートルメドレーリレーでも第1泳者で出場して優勝していた。今大会では県学童新連発と記録をさらに塗り替える結果を残した。

憧れの選手は競泳男子の入江陵介(31=イトマン東進)。ストロークを参考にしている。将来は「いろいろな種目で全国でも有名な選手になること」と言う。次なる目標は22日に大阪で開幕するJOCジュニアオリンピック杯。「今日出た改善点を修正して、優勝したい」と力強く話した。【飯嶋聡美】