ボクシングの東京五輪メダリスト3人が17日、墨田区役所を表敬訪問した。

会場の両国国技館、練習会場だった墨田区総合体育館が同区だった縁で、日本ボクシング連盟が親交を結んできた。女子フェザー級金メダルの入江聖奈(20=日体大)は「墨田区の皆さまのたくさんのご協力があり、それがあっての私の金メダル。苦しい試合が多かったですが、金メダルを取れて、少しでも恩返しができていたら」と感謝した。墨田区総合体育館では、大好きなカエルの折り紙1000匹分を折ってもらう「千羽鶴」ならぬ「千匹カエル」などで勝利を祈願してくれたという。

年末の全日本選手権も同会場で行われる。山本区長が「(ボクシングの)聖地になってほしい。今後も一緒にいろいろとここでやっていきたい」と期待すると、入江は「全日本選手権で優勝して、(来年の)アジア大会でも金メダルを目指して頑張りたい」と誓っていた。

女子フライ級銅メダルの並木月海(22=自衛隊)、男子フライ級銅メダルの田中亮明(27=岐阜・中京高職)も列席した。