フィギュアスケートの東京夏季大会が22日まで2日間、東京・東伏見のダイドードリンコアイスアリーナで行われた。新型コロナウイルス感染症対策のため、シニアとジュニアの男女はショートプログラム(SP)だけ実施。シニア女子は樋口新葉(20=明大・ノエビア)が74・02点のハイスコアで1位となった。

冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)から3回転ルッツ-3回転トーループの2連続、最後の3回転フリップまでノーミス。スピン3種とステップも全て最高評価のレベル4でそろえ、演技構成点も5項目が全部8点以上だった。

22年北京オリンピック(五輪)を目指して迎えた今月上旬の今季初戦、げんさんサマーカップではジャンプにミスが出てSPは62・40にとどまっていたが、早くも修正した。今週末はアイスショー「フレンズオンアイス」(27~29日、KOSE新横浜スケートセンター)に出演予定となっている。

東京夏季大会シニア女子の2位は松原星(20=明大)で64・06点、3位は青木祐奈(19=日大)で63・47点だった。

ほかの種目の1位はシニア男子が石塚玲雄(早大)で61・33点、ジュニア女子が住吉りをん(駒場学園高校で63・12点、ジュニア男子が周藤集(MFアカデミー)で53・02点だった。