18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが窮地に追い込まれた。北海道銀行に7-8で敗戦。前日10日の第1戦に続く2連敗となった。先に3勝(5試合制)したチームが来年2月の北京オリンピック(五輪)出場がかかる12月の世界最終予選(オランダ)に出場できる。第3戦は11日午後3時から行われる。敗れれば、五輪の道が絶たれる。

一進一退の攻防が続いた。セカンドの鈴木夕湖のダブルテークアウトなども好調で、後半は主導権を握っていた。7-7で迎えた最終10エンド、有利な後攻だったが、藤沢五月の放った最後のドローショットは、距離が伸びずにナンバーワンを獲得できず。逆に1点のスチールを許した。

ただ、この2試合ともショットの成功率は悪くない。試合後、吉田知那美は「崖っぷちは何回もやってきた。4年に1回の舞台、何度も何度も挑戦できていることを誇りに思い、やりたいことを全部やっちゃいたい…、やりたいと思います!」と持ち前の笑顔で声を弾ませた。ここまでの練習では、5試合制の練習を多く積んできたが、「連敗スタートばっかです」と苦笑。逆襲の鍵には、「自分たちのパフォーマンスを上げていくこと。何年も戦っていて、個々の選手もキャリア20年ですが、試合の中で強くなるスタイルです。まだ、そこの勢いはある。そこを今後どういう風に氷の上で発揮できるか。最後は気持ち。戦う覚悟をもって自分たちのパフォーマンスをしていきたい」と言葉に力を込めた。

12月の五輪最終予選では、上位3チームが五輪切符を手にする。