バレー男子日本代表がアジア選手権決勝でイランと対戦。
1次リーグを3戦全勝とした日本は2次リーグ初戦で中国に1-3と敗れたが、第2戦のオーストラリアに3-0と快勝。準決勝では台湾に3-1と辛勝し、イランが待つ決勝へと駒を進めた。
アジア選手権の優勝、準優勝チームは2022年にロシアで開催予定の世界選手権の出場権を獲得する。
スコア
日本 | 0 | 25-27 22-25 29-31 | 3 | イラン |
第1セット
2大会ぶり10回目の優勝を狙う日本がイランと対戦し、第1セットを25-27で落とした。
スターティングメンバーは、アウトサイドヒッターで主将の石川祐希(25=ミラノ)、高橋藍(20=日体大)、オポジットの宮浦健人(22=ジェイテクト)、ミドルブロッカーの小野寺太志(25=JT)や李博(30=東レ)、セッターに藤井直伸(29=東レ)、リベロに山本智大(26=堺)。
東京オリンピック(五輪)でも死闘を演じたイランに、第1セットからジュースにもつれる熱戦を展開した。日本は一時5点リードを許したが、石川や高橋の強打で終盤に同点に追いついた。しかし、最後は高さとパワーで押すイランの前に屈した。第2セットで挽回を期す。
第2セット
第2セットも22-25で落とし、イランに連取された。後がなくなった日本は第3セットで挽回を期す。
第1セットに続き、第2セットも競った展開になった。石川、高橋、宮浦らの連続得点で一時2点リードをする場面もあったが、終盤にミスが目立ちイランに同点にされた。
課題としていたサーブに加え、連係でもタイミングが合わなかった。最後は好調な相手エースオポジット、ザベル・カゼミの強打に屈した。
第3セット
2大会ぶり10回目の優勝を狙った日本はイランに0-3とストレート負けを喫し、準優勝となった。
アジア王者を懸けた闘いは互いに譲らず拮抗(きっこう)した展開になったが、2大会連続4度目の優勝を達成したイランに一歩及ばなかった。
東京オリンピック(五輪)でフルセットにもつれる熱戦で勝利したイランを相手に、日本はなかなか自分たちのペースをつくれなかった。ジュースにもつれる接戦となった第1セットは25-27、終盤まで張り合った第2セットは22-25と連取された。
後がなくなった第3セットは1セット目に続きジュースにもつれた。石川や高橋が決めれば、相手エースオポジットのザベル・カゼミの強打が決めきる競った展開。最後は日本のネットタッチがあったと判定され29-31。日本は惜しくも10度目の優勝を逃した。
1次リーグを3戦全勝とした日本は2次リーグ初戦で中国に1-3と敗れたが、第2戦のオーストラリアに3-0と快勝。準決勝では台湾に3-1と辛勝し、イランが待つ決勝へと駒を進めた。この日はストレート負けを喫したが、会場に詰めかけたファンからば選手たちをたたえる拍手が起こった。
試合後
試合前
<アジア選手権男子日本代表メンバー>
<2>ミドルブロッカー 小野寺太志(JT)
<3>セッター 藤井直伸(東レ)
<4>オポジット 大竹壱青(パナソニック)
<5>アウトサイドヒッター 大塚達宣(早大3年)
<6>ミドルブロッカー 山内晶大(パナソニック)
<7>アウトサイドヒッター 高梨健太(名古屋)
<9>ミドルブロッカー 福山汰一(ジェイテクト)
<12>アウトサイドヒッター 高橋藍(日体大2年)
<13>セッター 大宅真樹(サントリー)
<14>アウトサイドヒッター 石川祐希(ミラノ)
<15>ミドルブロッカー 李博(東レ)
<17>リベロ 小川智大(名古屋)
<19>オポジット 宮浦健人(ジェイテクト)
<20>リベロ 山本智大(堺)