4年前とは違う自分を-。

フィギュアスケート女子で2大会連続五輪を目指す坂本花織(21=シスメックス)が、グランプリ(GP)シリーズのテーマを「意志をもって!!」に設定した。現在は3週連続で競技会に出場し、そのまま22~24日のGP第1戦スケートアメリカ(米ラスベガス)に向かう過密日程。中継するテレビ朝日を通じて「4年前の平昌五輪の時は、がむしゃらに前向きにやっていただけなので、4年前とは違う自分を見せつつ、自分らしくダイナミックにいきたいと思っています。目標はオリンピックの表彰台です」と誓いを立てた。

昨季まで2シーズン使用したフリー「マトリックス」から演目を変更し、今季は難度の高い「No More Fight Left In Me/Tris」を新たに演じる。夏の地方競技会ではかつて使用した「ピアノ・レッスン」で滑るなど、悩み抜いた末に、新たな挑戦を選んだ。

「このショート(プログラム)とフリーのプログラムに決めたのは自分の意志です。その意志を通した限りは責任を持ってやるべきだと思います。また、意志をもって『女性の強さ』を演技で表現しないといけないので、すべての意味を含めて『意志をもって!!』にしました」

高校生で挑んだ18年平昌五輪は6位入賞。意志を貫いた先に、目標の場所は見えてくる。