新潟アルビレックスBBラビッツは開幕2連敗を喫した。アイシンウィングスに58-66で敗れた。白星はつかめなかったが、110失点した1戦目(16日)から守備を立て直した。攻撃はPG宮坂桃菜(27)が20得点と攻守の形を作ることはできた。

「守備が昨日(16日)より良かった。その流れで自分の積極的に点を取りにいけた」。3点シュート2本を含む20得点の宮坂は、守備から作ったリズムの好影響を感じていた。2-2-1のゾーンプレスからゴール付近ではマンツーマンに。1戦目で使ったゾーンは行わず、6月から積み上げてきたスタイルに徹した。

「シュートが落ちていた」と大滝和雄監督(76)は得点力不足を嘆いたが「試合になっていた。ああいう形ができれば」と守備は評価した。宮坂も「みんなで体を張って足を動かす試合をするように」と敗戦の中に浮上のきっかけをつかんでいた。