ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(49=土屋ホーム)が22年北京オリンピック(五輪)出場が厳しくなって一夜明けた25日、札幌・大倉山ジャンプ競技場で心境を語った。

前日24日の全日本選手権で22位だったため、事実上9度目の五輪の可能性がなくなった。「正直悔しい。いろんな(自身の)ニュースを見るとだんだん悔しさが出てきて、もうちょっと全日本選手権にしっかり合わせていいジャンプがしたかった」と話した。

ただ、札幌が招致を目指す30年冬季五輪までの現役続行を掲げており、すでに気持ちを切り替える。後輩の小林陵侑(24)へ「取れるメダルは全部取ってもらいたい」と最多4冠を願い、エールを送っていた。