大阪・枚方市の常翔啓光学園中高が、夏の東京五輪で初採用されたスポーツクライミングの普及に力を入れている。

全国高校ラグビー大会7度の優勝を誇る同校には17年春、高さ15・7メートルのクライミングウォール(壁)が完成。リード、スピード、ボルダリングを1つの建造物で行うことができ、10月17日には小中学生が対象のキッズ練習会を開催した。

参加した子どもたちはマンション5階ほどの高さがある壁を登り「すごい!」と驚きの表情。神戸市内でボルダリング専用の施設を持つWAGOMUクライミングジム、旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)から教育現場の枠を超えたサポートを受け、普及への新たな仕掛けが生まれた。

同校にはワンダーフォーゲル部があり、顧問の北田広明さんは完成当時に「安全面さえしっかりとやれば、自分の発想に任せてもらえるのもこの競技。今は与えられることが多い教育。自分たちで考えるというのは、面白い体験ですよね」と口にしていた。今後は大会が少ない小学生年代などにも寄り添い、業界の盛り上げに一役買う意向だ。