ショートプログラム(SP)7位の松生(まついけ)理乃(17=愛知・中京大中京高)が、シニア1年目のGPシリーズ2試合を終えて悔しさをにじませた。

フリー121・38点にとどまり、合計184・36点で8位。演技後半の3回転ルッツで転倒、他のジャンプも着氷の乱れがあり「ものすごく悔しい思いが強い。初めてのシニアのGPシリーズで、2試合に選んでもらえて幸せで、光栄だけれど、チャンスを生かし切れなかったのが悔しいです」と素直な心境を明かした。

昨季は全日本ジュニア選手権で優勝。22年北京五輪代表候補にも挙げられるが、今季は故障の影響もあり、会心とはいえない演技が続いている。次の大舞台は12月の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)。気持ちを切り替え「この経験をプラスに変えていけるように練習しないといけない。全日本でノーミスの演技ができるように、練習していかないといけないと思っています」と自らに言い聞かせた。