女子日本代表で18年平昌オリンピック(五輪)女子銅メダルのロコ・ソラーレは1次リーグを3位で終え、プレーオフに回って五輪切符を目指すことになった。今日17日午後6時(日本時間)からは平昌五輪銀メダルの韓国と対戦し、勝てば五輪切符獲得となる。

【ロコ・ソラーレ】韓国と再戦 北京五輪切符かけプレーオフ/速報>

コロ・ソラーレと韓国との対戦は1次リーグ(15日)に続いて今大会2度目。首位攻防戦となったその試合では、序盤から優位に運んだロコ・ソラーレが暫定1位だった韓国を8-4で破った。最終的な1次リーグの順位は2位韓国、3位日本となったことで、プレーオフでは成績上位の韓国が、試合開始時に有利な後攻を選べる権利を持つ。

韓国のスキップを務めるのは「メガネ先輩」こと金ウンジョン。日本のバスケットボール漫画の名作「スラムダンク」に登場する「メガネ君」が、韓国では「メガネ先輩」と翻訳されていることに由来する。

ロコ・ソラーレと、メガネ先輩が率いるチームとの対戦は、先日の1次リーグも含めて過去8回あり、日本から見て3勝5敗。平昌五輪では1次リーグでは7-5で勝ったが、準決勝では延長戦の末に7-8で涙をのんだ。

メガネ先輩率いるチームはその後、韓国代表を別のチームに譲った時期や、メガネ先輩自身が結婚や出産を経験したこともあり、しばらくロコ・ソラーレとの対戦はなかった。今大会の1次リーグでの対戦は、平昌五輪以来3年ぶりの顔合わせだった。

◆カーリング女子 日韓対決プレーバック

▽18年2月23日 平昌五輪準決勝 日本7-8韓国

日本として初の4強入りしたLS北見は、韓国に対して第1エンド(E)にいきなり3点を失う苦しい立ち上がり。前半の第5Eを終え3-6とリードを許した。しかし第9Eに6-7と追い上げ、第10Eに追い付いたが、延長第11Eに勝ち越し点を奪われた。韓国が8勝1敗の首位で通過した1次リーグで、日本は唯一の土をつけていたが、強敵を再び破ることはできず、日本は英国との3位決定戦に回った。

 

▽21年12月15日 北京五輪最終予選1次リーグ 日本8-4韓国

日本代表のロコ・ソラーレは第1エンド(E)でいきなり3点を挙げると、第2Eでは不利な先攻11点を奪って4-0とする幸先の良い滑り出し。その後も攻勢は続き、第7、8Eには連続スチールで着々とリードを広げると、第9Eに韓国の得点を1点に抑えたところで相手が負けを認めた。日本は通算5勝1敗として1次リーグ暫定首位に立った。

◆北京五輪最終予選メモ 男女各9チームが出場し、残り3つの五輪出場枠獲得を目指す。総当たり方式で16日まで1次リーグを実施し、まずは1位チームが出場権を獲得。17日に2位チームと3位チームが対戦し、勝った方が2枚目の切符を手にできる。負けた方は最後の1枚の切符を懸けて、翌18日に4位チームと対戦する。