昭和学院(千葉)が優勝候補の岐阜女(岐阜)を逆転で破りベスト4進出を果たした。

第1Qで16-22と6点差をつけられ、第3Qまで47-50とリードを許す展開だった。それでも、後半残り8分48秒でフォワード田平真弥(3年)のシュートで51-50と逆転。点差に迫られた残り2分17秒にもシュートを決め、63-58と突き放す。残り28秒にはダメ押しのこの日20点目の得点で67-63として勝利を決定付けた。

1回戦からすべて逆転勝ちでのベスト4進出に鈴木親光監督(53)は「途中で辛抱して5点差ぐらいでついて行けばチャンスはあると話した。約束通りやってくれ、運がこっちに転がってきた」と選手の頑張りをたたえた。

苦しい場面で強気の攻めを見せた田平は「みんなが頑張ってくれたおかげ。やっててすごく楽しかった。気持ちで勝った方が勝つと思っていたので、強気でプレーした」と笑顔で話した。準決勝は女王桜花学園(愛知)と対戦する。鈴木監督は「とにかく1試合1試合大切に戦って、食らい付いていけばチャンスは最後にくる」と決意を語った。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。