新潟アルビレックスBBの連敗は20に達した。滋賀レイクスターズに77-90で敗れた。第4クオーター(Q)、62-66から連続8失点。ここでの点差が響いた。そんな中、左手舟状骨骨折から復帰2戦目のSG遠藤善(23)がチーム最多の25得点と気を吐いた。

遠藤が次々とリングを捉える。先発し第1Qに放った3点シュート4本、すべて成功して12得点。「シュートを積極的に狙った」。スピードに乗ったドリブルで滋賀の守備を破り、レイアップも繰り返し決めた。第4Qの開始32秒、遠藤が3点シュートを決めて62-66。逆転の流れができたかに見えた。だが、そこから8点を失い、62-74と点差が12に広がる。残り6分9秒にはCチリジ・ネパウェ(32)が5ファウルで退場。鼻骨骨折のSFロスコ・アレン(28)はこの日も不出場と、攻撃力を欠いた状態に2ケタ点差は重かった。

「勝ってホーム戦を迎えたかった」と遠藤に笑顔はない。次節の横浜戦(29日、アオーレ長岡)が年内最終戦。連敗を止めて迎える新年をファンに用意する。