V2を狙う仙台大明成(宮城)は西海学園(長崎)に116-33で圧勝。山崎一渉(いぶ、3年)と山崎紀人(3年)の「ダブル山崎」が自身の役割を全うし、5年連続の8強を果たした。

仙台大明成の「ダブル山崎」が実力を発揮した。第1Q開始直後、山崎紀がウィリアムス・ショーン莉音(まりおん、1年)の2連続得点をアシストし先制。直後に逆転されても、フリーの選手やスペースを見つけては、正確なパスで優位に攻撃を展開。同Qだけで6アシストで大量得点に導いた。「攻める気持ちを持ってやったことで(相手の)ディフェンスが来た。ノーマークで(山崎)一渉が打てた」と振り返った。

第2Qは山崎一の3連続3Pなどで点差を広げ、前半を52点リードで折り返す。後半も勢いは止まらず、第4Q開始時点で5倍の点差をつけた。今夏の全国高校総体で対戦した相手に主導権を握らせず100点ゲームで圧倒した。

この日、山崎一は両軍最多36得点、14リバウンド。山崎紀は12リバウンド、同最多15アシストで「ダブルダブル」をマークした。今日27日、金沢(石川)との準々決勝に向けて山崎一は「相手ではなく自分たちがやってきたバスケットを貫けば優勝できると思うので、そこを意識して戦っていきたい」と力を込めた。【相沢孔志】

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝日でともに生放送。