開志国際(新潟)の花園初勝利はならなかった。前半から尾道(広島)の出足の鋭い守備とスピーディーな攻撃に圧倒された。後半24分にWTB星遥大(1年)が独走トライを決めて一矢報いた。

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「前半から相手のロングパスを狙っていた」。読み通りのインターセプトでボールを手にした星が、自陣から一気に右中間に駆け込んだ。FWが押され、マイボールを奪われるなど前半に4トライ(4ゴール)で28失点。ただ、後半は守備で体を当て続けて失点は7に抑えていた。その流れでボールを回す場面を多く作った。敗北の中、1年生が決めたトライを高橋昌徳監督(42)は「次につながる」とたたえた。

開志国際は初出場だった昨年、1回戦で大分東明(大分)に5-57で敗れた。今年は得点は同じだが、失点は減らした。全国の壁の厚さを感じながら、進歩も見せている。「来年もここに戻ってきて、初勝利を挙げたい」。星は目標を明確にした。

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