高梨沙羅(25=クラレ)が今季初優勝を果たした。合計266・8点で22年北京五輪イヤー初戦を白星で飾り、好スタートを切った。

男女歴代最多記録を持つ勝利数は通算61勝目、表彰台回数は通算110度目に伸ばした。

1回目はヒルサイズ越えの最長不倒95メートル。着地と同時に笑顔を見せる大ジャンプで首位で折り返した。2回目は不利な追い風が吹く中89メートルを飛び、結果を確認するとほっとした表情を浮かべた。

試合後のインタビューでは「言葉が見つかりません。新しい年、優勝して良いスタートが切れた」と英語で喜びを口にした。

勢藤優花(24=北海道ハイテクAC)は今季初のトップ10入りを果たし9位、岩渕香里(28=北野建設)は27位、岩佐明香(25=大林組)は30位だった。伊藤有希(27=土屋ホーム)は32位で2回目進出を逃した。