ラグビーの新リーグ「リーグワン」は、8日の神戸(旧神戸製鋼)-浦安(旧NTTコミュニケーションズ)戦(神戸ユ)で幕を開ける。

初代王座争いは昨季のトップリーグ(TL)4強に8強の神戸を加えた5チームが軸となりそうだ。A組はTL優勝の埼玉が中心。プロップ稲垣、SO松田ら代表多数で選手層が厚い一方、新型コロナウイルスの影響の程度が不安材料。神戸は日本代表プロップ具らFWの補強に成功した。B組でTL準優勝の東京SGはニュージーランド代表FBマッケンジー、オーストラリア代表CTBケレビらが融合し、総合力が高い。東京ベイは戦力の入れ替えが少なく、連係に磨きをかけている。トヨタは南アフリカ代表で新加入のデュトイ、日本代表の姫野らリーグ屈指のFW第3列が自慢。1部は昨季のTLから4チーム減となり、ピーキングや、均衡した試合での判断も鍵を握りそうだ。

◆リーグワン トップリーグ(TL)を刷新し、地域密着を狙い、各チームが活動拠点の「ホストエリア」を設定した。3部制で全24チーム。1部は5月8日までリーグ戦16節を戦う。TL時代の16から減った12チームがA、Bの2組に分かれ、同組内で2回戦総当たり、別の組とは1試合ずつ交流戦として対戦。付与される勝ち点は勝ち4点、引き分け2点、負け0点で、7点差以内の負けは1点、3トライ差以上の勝ちは追加で1点が付与される。5月に、勝ち点の上位4チームによるプレーオフトーナメントで初代王者を決定する。