戸上隼輔(20=明大)が、男子ダブルスに続き2冠を達成した。松平健太(30=ファースト)とのシングルス決勝に臨み、4-2で下し初優勝を飾った。

前回大会は濃厚接触者になり無念の不出場だった戸上は、今大会でその悔しさをぶつけた。シングルス決勝で戦った松平との一戦について「逆転されてしまうんじゃないかという不安もあったんですけど、とにかく必死だった」。優勝が決まると声を弾ませながら「強くなったなと思います」と、喜びを表現した。

2年後のパリオリンピック(五輪)を見据える。「水谷選手がいなくなってしまったけど、僕はプラスに捉えている。パリは自分が引っ張ってやろうと思って、これから頑張ります」と意気込みを見せた。