2月24日、バルセロナ合同テストの2日目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールが1分19秒689のトップタイムを記録した。2番手にはアルファタウリのピエール・ガスリーが0・229秒差で付けたが、こちらはルクレールより1段柔らかいC4タイヤによるもの。

この日は全10チームのべ16人のドライバーが走行し、午後を担当したルクレールはセッション最終盤に自己ベストをさらに更新。ほぼ同じタイミングでC4タイヤを投入しタイムアタックを行ったガスリーは、セクター1とセクター2でベストタイムを更新したものの、セクター3で前走車に引っかかって2番手タイムとなった。それでも147周を走り込み、前日の角田裕毅に続いて充実のテストを進めた。

レッドブルはセルジオ・ペレスが走行を担当したが、午前中の終盤にギアボックストラブルでストップし今季初の赤旗を出すことに。マシン修復とコース復帰が果たせたのは午後4時半と、大きくタイムロスを喫して周回数は78周にとどまった。

中国人初のF1ドライバーとなる周冠宇(ジョウ・グアンユー/アルファロメオ)は、この日の午後に初走行。チームはここまでトラブルが多発していたが、これを解決して周は71周を走り込んで10番手タイムを記録している。(米家峰起通信員)