アーティスティックスイミング(AS)の日本代表マーメイドジャパンが9日、東京辰巳国際水泳場で練習を公開した。

6月のハンガリー・ブダペスト世界選手権で複数メダルを狙う新生日本代表は、エース乾友紀子(31、井村ASC)がソロとフリーコンビネーションに出場。東京五輪デュエット相方の吉田萌(26、ザ・クラブピア・88)は、14歳の新代表、比嘉もえ(広島市立観音中3年、AS広島)とデュエットのテクニカルを泳ぐ。チームなどの団体種目には新メンバー6人が加わり、佐藤友花(20)陽太郎(17)姉弟(ジョイフルAC)は混合デュエット代表となる。

この日はそれぞれの出場種目で改善点を見つけながら、熱のこもった練習を披露した。乾は来年に延期された福岡世界選手権も見据え「ソロで個人として評価されたい」とエースらしく話した。吉田は「これまでの追う立場から今は引っ張っていく立場」と中心選手として意識の高さを見せた。171センチの期待のルーキー比嘉は「パリでメダルを取り返したい」と東京五輪の雪辱を誓った。

同代表は5月1~3日、同会場で開催の「第98回日本選手権」にオープン参加、新演技を披露する。