故障で長期離脱していた大阪(NTTドコモ)の日本代表ロック、ヴィンピー・ファンデルヴァルト(33)が今季初先発した。
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昨年9月の日本代表合宿で右アキレス腱(けん)を断裂。手術を受けたため新リーグ開幕には間に合わず、治療とリハビリに費やしてきた。
前節トヨタ戦(16日)で途中出場し約20分間プレー。この日は後半13分まで約53分間の出場となった。
前半はBL東京(東芝)に0-21とリードを許す苦しい展開。それでもファンデルヴァルトは、前へ出る推進力で攻守両面でチームを活性化した。
「タフな試合。単に相手の方が上だった。ファンのために、もっといいパフォーマンスをしないといけない」と振り返りつつ、自身の状態については「まだ75%くらい。調子がいいと思っていたが、思った以上にバテました」と話した。
19年W杯日本大会では日本のベスト8進出に貢献。この日が、来年のW杯フランス大会メンバー入りへの第1歩となった。
チームはリーグ戦残り2試合で3勝11敗で12チーム中10位。NTTの再編により大阪は来季、3部に降格する見通しになっている。
チーム再編について、ファンデルヴァルトは「残念な思い。大阪で選手として最後まで続けようと思っていた。ここでラグビー人生を終えたかった」と語った。