関西大学ラグビー春季トーナメントの1回戦が15日、行われた。昨季Aリーグ(1部)7位の関大は、同Bリーグ(2部)1位の大体大と対戦して、38-7で勝利した。

立ち上がりは苦しい時間が続いた。前半20分に相手に先制トライを許して0-7とリードされた。相手に押し込まれ、自陣でのプレーが多く、チャンスを作れなかった。

流れを止めたのは同28分だった。自軍ゴール前での激しい攻防からロック中薗拓海(3年=関大北陽)がボールを奪取して、ピンチをしのいだ。

その後は反撃に出た。同34分にプロップ宮内慶大(2年=東福岡)が、同42分にSO池沢佑尽(3年=東福岡)が連続トライ。12-7とリードして折り返した。

後半は4トライを決めて大体大を突き放した。

FB垣本大誠(4年=石見智翠館)は「ほっとした」と話したものの「満足はいっていない」。反省点について「ゲームの入りが良くなかった」とした。次は5月22日に20年度の大学王者である天理大と対戦する。垣本大は「秋季でも戦う相手。前哨戦だと思って野心を持って挑みたい」と力強く語った。【竹本穂乃加】