フィギュアスケート女子の坂本花織(22)と三原舞依(22=ともにシスメックス)が31日、神戸市役所で表彰式に出席した。

坂本は2月の北京五輪銅メダル2個で「神戸栄誉賞」、3月の世界選手権金メダルで「神戸市スポーツ特別賞」をダブル受賞。三原は1月の4大陸選手権優勝で「神戸市スポーツ特別賞」を受賞した。

坂本は来季に向けて、気持ちを新たにした。目標に自国開催となる世界選手権(来年3月、さいたまスーパーアリーナ)を掲げた。

「世界選手権が埼玉であるので、そこで4年前のリベンジと連覇を目指して頑張りたい」

4年前の19年は同じさいたまスーパーアリーナで開催。坂本は5位に終わった。金はザギトワ(ロシア)、銀はトゥルシンバエワ(カザフスタン)、銅はメドベージェワ(ロシア)。日本勢はほかに紀平梨花が4位、宮原知子が6位だった。

この大会は、トゥルシンバエワがシニア女子では初めての4回転をサルコーで跳んだ。女子4回転時代の到来を告げる大会だった。

坂本はこの日、4回転挑戦について「4、5月はちょっと息抜きの期間にしてしまったので、正直進んでいない。これからトレーニングして、体作りをして、けがをしないように、4回転のトレーニングをしていきたい」と意欲。ジャンプの種類については「トーループです」と即答した。

新しいプログラムについては「(答えられるのは)SP、フリーで両方、振付師さんを替えた、ということのみです」。17~18年シーズンから「いい、いとこ」と表現するフランス人のブノワ・リショー氏とタッグを組んできたが、新しいチャレンジに向かう見通しだ。