バスケットボールBリーグ1部レバンガ北海道の橋本竜馬(34)が14日、札幌市内で22-23シーズンの契約更改会見を行った。今季、チームは21勝35敗で9位。16-17シーズン以来5季ぶりに最下位を脱出した。主将として来季へ「この1年は育成に重点を置いていたが、次は勝つための厳しさをチームメートに求めていきたい」と意気込んだ。 新たな目標は地区上位2位以内でのチャンピオンシップ(CS)進出。「CSに出るのは最低条件。ワイルドカードではなく2位以内に入る。そこからどう上に行くかを考えながら準備を進めたい」と強い口調で話した。今季のCSを見ながら、目標達成へのヒントも見つけ出した。「勝ち上がっているチームは調子が悪くても、負けない試合ができる。長いシーズン、いい時、そうでないときはある。良くないときにいかに我慢できるか。そういう日を増やすことが大事」とCS進出へのカギを挙げた。

34歳にしてなお成長意欲旺盛だ。21-22シーズンはフリースロー成功率92・0%でベストフリースロー賞を初受賞した。「3点シュート成功率も上がり、シーズン前に整理したことを試合で出せたのかも知れない。もっとバリエーションを増やしてチームへの貢献度を上げられたら」とさらなる進化を思い描いた。

19-20シーズンに加入。3年契約を終え、新たに契約を結び北海道4シーズン目に入る。「シンプルにこのチームで強くなりたいと思った。多くの人と話して熱意も感じた」。佐古賢一監督(51)の続投が決まり、橋本始め、リーグ得点王のショーン・ロング(29)ら主力8選手が残留。土台を生かしながらバージョンアップし、初のリーグ制覇を狙う。【永野高輔】