3年ぶり開催の東北舞台は“宮城アベックV”で幕を閉じた。男子は東北(宮城1位)が一関修紅(岩手1位)に2-0でストレート勝ちし、3大会連続14度目の優勝に輝いた。女子は1月の全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)準Vの古川学園(宮城1位)が、利府(宮城2位)に2-0でストレート勝ち。4大会連続26度目の優勝。

東北が安食浩士(3年)が2桁得点の活躍で東北王者に導いた。最高到達点は「340センチ」と話し、高い打点のスパイクとブロックでけん引。第2セットは「最後は自分に上がってくると信じていた。『1点を取る』ということに執着してプレーできた」と2連続得点で勝敗を決めた。6月は同校のソフトテニス部が東北選手権で男女団体アベックV。硬式野球部も東北大会準Vと刺激を受け、今大会に挑んだ。「全員で盛り上げてしっかり自分たちの形で勝てたので(優勝は)率直にうれしい」と喜んだ。