バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の強豪アルバルク東京の新指揮官に、元リトアニア代表監督のデイニアス・アドマイティス氏(48)が就任することが30日分かった。アシスタント・コーチとして腹心のウービス・ヘルマニス氏(50)も加入する。

リトアニア出身のアドマイティス氏は16年秋に母国代表監督に就任し、19年W杯中国大会まで指揮を執った。母国リーグでも複数のチームを指導。リーグ最優秀監督賞を2回受賞など豊富な実績を持つ。

選手時代にはリトアニア代表メンバーとして活躍。00年シドニー五輪では銅メダルメンバーとなった。

アシスタント・コーチに就任するヘルマニス氏はラトビア出身。選手時代には母国代表で長く活躍した。引退後は欧州各国で指導者としての経験を積み、アドマイティス氏が率いるチームのアシスタントコーチを務めるなどしてきた。

Bリーグ唯一の連覇経験を持つA東京だが、20-21年シーズンはチャンピオンシップ(プレーオフ)出場を逃し、戦力補強したはずの21-22年シーズンも故障者が相次ぐなど苦戦を強いられた。シーズン後の5月末には、5季にわたってチームを率いてきたルカ・パビチェビッチ監督が退任。アドマイティス氏が率い、ヘルマニス氏が支える新体制で、王者奪還を期す。