1992年バルセロナオリンピック(五輪)女子柔道銀メダリストで、袋井市スポーツ協会の溝口紀子会長(50=磐田市出身、浜松西高出)が8日、袋井市立三川(みつかわ)小を訪問し、6年生19人に特別授業を行った。

「オリンピアンが感じる世界の平和」をテーマに語り、「勝利が重要でなく、スポーツを通じて平和に貢献していくことが大切」と訴えた。自身の経験から「目標を見つける大切さ」も強調。「失敗を乗り切る5つの『あ』の呪文」も披露した。「あせらない、あわてない、あきらめない、ありがとう、あいすること」と説明した。

この授業は、6年生の修学旅行(9月、広島県)に先立ち、平和学習の一環として行われた。