【ニューヨーク28日(日本時間29日)=吉松忠弘】女子テニスで、全米2度の優勝を誇る世界44位の大坂なおみ(24=フリー)が、絶大なる人気を証明だ。テニスの4大大会今季最終戦、全米オープンが29日、ニューヨークで開幕する。
大坂はこの日、センターコートに次ぐ2番目の規模を誇るルイ・アームストロング・スタジアムで、約1時間、ヒッティングパートナーと練習。約3000人のファンが見守る中、フォアもバックもクロスコートでの打ち合いに時間を割いた。
終了時間が迫ると、ベンチで大坂が休むたびに、コート間際まで子どもたちがサイン用の大きなボールを持って席を大移動。練習が再開されると、元に戻り、その繰り返し。ついに練習が終了すると、観客席には、ファンが押し寄せる波ができた。
大坂の練習後は、ファンへの神対応で知られる。この日もご多分に漏れず、コートのサイドラインに沿って、端から端までサインを10分近くし続けた。スマホでの自撮りにも参加し、可能な限り分け隔てなくサインをし続けた。
なかなかテニスの成績が上がらず、社会問題や、メンタルの課題だけが取り上げられるが、このような子どもやファンに対する誠意が、米国でファンを引きつけてやまないところなのだろう。
前日27日の会見では、「練習で不安になった」と弱気の一面をのぞかせていた。しかし、この日は、コート上で何度も笑顔を見せ、少しずつリラックスできていることをうかがわせた。大坂は1回戦で、同19位、全豪準優勝のダニエル・コリンズ(28=米国)と対戦する。対戦成績は大坂の3勝0敗だ。試合は、大会第2日、日本時間31日、午前8時に第1試合が開始予定のセンターコート夜の部第2試合に入った。
◆全米オープンテニスは、8月29日から9月12日まで、WOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドとテニスワールドでも全コートでライブ配信される。


