B1仙台89ERSが21日、仙台市内の大崎八幡宮で、10月1日に開幕する22-23年シーズンの必勝を祈願した。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=36)、選手をはじめ、チームスタッフ、球団職員38人が参拝した。

選手はおのおの、シーズンの意気込みを絵馬にしたためた。藤田HCは「Dog Fight as ONE team」と書き、「チームでどんな時でもファイトし続けて、1つになって戦い続ければ必ずいいシーズンになると信じている。常にチーム一丸となって戦うことを願って、そう書きました」と絵馬に込めた思いを明かした。

昨季に続き、今季も主将を務めるジャスティン・バーレル(34)は「Play Hard」と記し、「タフなチームだと思われたい。そのためにどんな時でもハードに戦うことが大事」と語った。

16日に秋田で行われた「東北カップ」では1回戦でB3岩手に敗れた。バーレルは「結果は非常に残念だったが、シーズン前にこういった感情を持つことができたのは良いこと」。課題が多く見えたことをプラスに受け止め、B1に向けて「先を見すぎず、1日1日成長していければと思います」と意気込んだ。

仙台は10月1、2日にアウェーで京都ハンナリーズと開幕節を迎え、同14、15日にホームで前年王者・宇都宮ブレックスを迎え撃つ。6季ぶりのB1の舞台、チーム一丸で立ち向かう。【濱本神威】

<森井誠之会長らが集客PRポスター配布>

必勝祈願の前には、森井誠之会長(48)志村雄彦社長(39)ら仙台89ERSの全職員が、JR長町駅周辺で「アリーナに行こう!」と集客を呼びかけるPRポスターの配布を行った。

長町商店街にある時計店や飲食店などを回った森井会長は「いろんな方と触れたり、お店を拝見したり、たった1時間でしたが、たくさんの発見がありました。長町の人たちは温かくて、皆さん、応援してくださっているなとわかる。すごくうれしいです」と語り、「ホームタウン長町」の温かさを実感。さらに「勝手に自分たちで長町限定にしてはいけない。仙台駅の周辺はもちろん、これを仙台全域に広げていきたい」と意気込み、ホームアリーナ「ゼビオアリーナ仙台」がある長町を飛び越え、仙台まるごとをホームに変えることを誓った。