第3戦フランス杯3位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)が2戦連続のメダルとファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)進出へ意欲を示した。

上位6人にGP各大会のメダリストがそろう激戦。「今回のNHK杯は自分がずっと戦ってきたメンバーがそろっていて、レベルもすごく高いものになると思う。その中でしっかり勝ち切れるように。今回もメダルを取りたいと思うし、目標であるファイナルに向けて、とにかく自分の実力を出すことが今回の目標。楽しんで、いい表情で滑れれば」と意気込んだ。

4回転トーループの修正に力を入れており「回転が少し回りすぎてしまうところがあって、練習から比べると気合も入るし、落ち着いて、あまり回しに行き過ぎないように右を意識してって感じで。後半は少しずつ、いつも通りのジャンプを跳べるようになった。緊張とか興奮もあると思いますし、まだまだそういうところも抑えていって、いつも通りのジャンプが跳べれば、しっかり試合では決められると思うので。年々、下の点(演技構成点が評価されて高得点)が出るようになってきたので、とにかく僕はジャンプが決まれば、それなりにいい結果が出るんじゃないかなと思いますので。今日はとにかくトーループ多めに調整していました」と説明した。

SPは18日、フリーは19日に行われ、友野の初日は午後8時4分ごろ登場予定となっている。【木下淳】