ペア優勝の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が大トリで登場し、会場を大いに沸かせた。

日本開催の国際大会のエキシビションでは、これまで男女シングルの選手が最終演者を務めるのが大半だったが、世界舞台での躍進著しい「りくりゅう」が異例の大役となった。

青の衣装で滑り始めると、会場には大きな手拍子。スピード感豊かにツイストリフト、デススパイラルなどを披露し、最後は2人で満面の笑みでガッツポーズして締めた。

木原は「今までそういった経験がなかなかなかった。初めてで2人ともうれしかった。また一から頑張っていこうと思いました」、三浦も「初めてなのですごく緊張したんですけど、すごく楽しかったです!」と声を弾ませた。

結成4季目にして、GPシリーズでは第2戦スケートカナダに続く2連勝。2季連続のGPファイナル(12月、トリノ)進出を決めた。開演直前のトークショーでも、笑顔があふれた。「互いの考えてることもわかりますか?」と司会が聞くと、三浦は苦笑しながら「分からない。ポーカーフェースなので」と返答。木原は「璃来ちゃんは顔に出る。たくらんでることが分かりますね」とニコッとした。

その後、結成のきっかけを作ったアイスダンス小松原夫婦組の美里が登場。年齢で9歳差。ペア結成に興味がありながら、「私からみて怖いな」と感じていた三浦が美里に相談し、「優しい人だよ」と間を取り持ってくれたという。

「2人ともすごくうまくいくのは分かってました」と美里。木原は「悩んでいる時に背中を押してくれた。美里ちゃんがいて、今がある」と感謝していた。

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