宇都宮ブレックスがホームで痛い連敗だ。

第4クオーター(Q)残り1分を切った時点で、5点をリードしていたが、残り0.5秒で横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝(21)に3点シュートを許してしまい、1点差で敗れた。

前日3日に32得点を許した河村に対応するため、守備の強度を上げた。マッチアップするポイントガードやシューティングガードだけではなく、時にはスコット、フォトゥら2メートルを超えるビッグマンが、172センチの河村の頭上に手を伸ばして、プレッシャーをかけ続けた。

河村のアシストを前日の13から6と半減させ、攻撃の起点をつぶす狙いは成功した。しかし、最後に河村に大仕事を許してしまい、ホーム5連戦は3連勝のあと2連敗で終わった。

今季の成績も8勝8敗と再び貯金ゼロに。佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(38)は「もったいない試合だった。守備を修正してある程度コントロールできたが、(河村に)3点シュートを打たせたらいけないところで打たせてしまった」と話した。