怒濤(どとう)のホーム5連戦を迎える。B1仙台89ERSは8日、カメイアリーナ仙台で行われる10、11日大阪エヴェッサ戦に向けてチーム練習を行った。

沢辺圭太(27)は、大学4年の16年12月から17-18年シーズンまで大阪でプレー。古巣との対戦に「B1に昇格して大阪エヴェッサと戦いたいなという気持ちはずっと心の中にあった」と明かした。大阪で出場した試合はわずか13試合。ルーキーゆえ、なかなかプレータイムをもらえなかったが「少しのプレータイムで結果を残すために、しっかり準備することを学べた」。今季も準備を怠らなかったことで、開幕当初は少なかったプレータイムが大幅に伸び、直近6試合では先発出場も果たした。

B2での4シーズンを経て、ようやく思い続けてきた機会が整った。沢辺は「5年目にしてようやく戦えるチャンスがきたので、思いっきりやりたいと思います」と気合十分。「大阪から来てくれたブースターの方々に、少しでも成長した姿を見せられたら」と奮起を誓った。先月27日の川崎との第2戦から今季初の3連勝をつかんだ仙台だが、まだホーム連勝はない。この2戦を連勝でスタートし、ホーム5連戦を駆け抜ける。【濱本神威】