東京サントリーサンゴリアス(東京SG)の日本代表FB松島幸太朗(29)が、3季ぶりの日本復帰を果たした。

見せ場は15点を追う後半9分。自陣から相手の防御間を突破して約20メートル前進し、NO8タタフのトライにつなげた。冷静な口調で復帰戦を振り返り「個人的にも(この日)一番良かった」と手応えを得た。

昨季までは2シーズン、フランス1部クレルモンでプレー。4月に右肩を負傷し、秋の日本代表活動で復帰した。欧州遠征を経て、帰国は11月下旬。この日は自身のタッチキックのミスもあり、再スタートを白星で飾れなかった。今後に向けて「ハンドリングエラーが多かった。カウンターをするのか、キックをするのか(チームとして)細かい部分があいまいだった」と課題を分析した。

次節は25日、再び味スタにNECグリーンロケッツ東葛(東葛)を迎える。新任の田中澄憲監督(46)は「同じ絵を見ていくのは課題。そこはプレシーズンを戦ってきたメンバーと、代表のメンバーでコミュニケーションを取って、グラウンドで確認して、合わせていかないといけない」と修正を誓った。【松本航】