ラグビー「リーグワン」のトヨタヴェルブリッツの日本代表NO8姫野和樹(28)が22日、オンライン取材に対応し、「試合にどんどん出たい」と今季への決意を示した。

姫野は11月まで日本代表の欧州遠征に帯同。寒空のもとで行われた12月17日のリーグワン開幕戦(対静岡ブルーレヴズ)には後半18分から途中出場し、白星発進に貢献した。序盤に連続トライを許したものの、31-26で逆転勝利を収め、「帰ってきて2週間だが、主将として、チームはいいプレシーズンを過ごしてきたと感じる」とうなずいた。

22-23年シーズンからは、新ヘッドコーチとして、元日本代表コーチのベン・ヘリングHCが就任。「シンプルなラグビー」に重きを置いている。「(開幕戦は)セットプレー、すごくよかったですね。自分たちでドミネート(圧倒し支配)できたところは成長している」。充実した表情で振り返り、昨季5位からの飛躍に自信をのぞかせた。

来年9月には、ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会を控える。W杯の3~4カ月前まで国内リーグで戦うこととなり、「試合数がかなりこなせるのはポジティブなこと。僕も試合に出て、試合勘を養ったり、ゲームの中での経験を得られたりするほうがよいと思う」と前を向いた。