全日本ジュニア王者でショートプログラム(SP)7位の吉岡希(19=法大)はフリー139・58点、合計220・43点だった。

冒頭の4回転トーループの着氷が乱れながら3連続トーループにつなげると、続く単発の4回転トーループも着氷させた。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公になりきり、剣を振り回すしぐさなど軽快なリズムをリンクに刻んだ。

今月上旬のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで銅メダルも手にし、ジュニアのトップとして挑んだ舞台。SPでは4回転からの連続ジャンプも決めて流れに乗った。「フリーで失敗しちゃうとダメなので、フリーもしっかりいい演技で終えられるようにしたい」と臨んでいた。