前回準優勝の国学院栃木が茗渓学園(茨城)を下し、前年度決勝と同カードとなるBシード東海大大阪仰星(大阪第3)との3回戦に駒を進めた。

前半9分にBKで展開し、WTB島崎聖弥(3年)が左隅にトライ。3点リードの同23分には自慢のモールでトライを挙げ、主導権を握った。練習試合なども行う隣県の強豪を退け、吉岡肇監督(61)は「“12月30日の魔物”に何度もやられてきた。ノーシードに負けなかった。今年は国栃史上最強の力を持っている」と順調に滑りだした。

元日の3回戦は前回の決勝で敗れた東海大大阪仰星とぶつかる。高校日本代表候補のSO伊藤龍之介主将(3年)は「どこと当たる、いつ当たるかは関係ない。優勝に向かう中で、その中の相手が仰星なだけ」と言い切り、1年間の成長を披露する。【松本航】

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