Aシードの報徳学園(兵庫)が完封勝利し、準々決勝へコマを進めた。史上4校目の高校3冠へ、今大会2つ目の白星を挙げた。

力強いプレーで相手を圧倒した。前半11分、CTB炭竃柚斗(3年)が中央を突破して先制トライ。勢いに乗る報徳学園は、その後も攻めて、計4トライで勝ちきった。

炭竃が花園の第1グラウンドで先発出場したのは、この日が初めてだったが、仲間のおかげで不安はなかった。夢の舞台に立って、先制トライを敢行。「やってきたことを出すだけだと思って入った。自分のプレーも良かったけど、そこに満足せず、まだいけるなと思ってる」と話した。

小学6年生のころはレスリングに没頭。その経験を生かした「低いタックル」を強みに体をぶつけ、8強入りを決めた。

次戦の準々決勝は3日に行われ、東海大大阪仰星(大阪第3)との対戦が決まった。昨春の選抜大会、昨夏の7人制大会に続く3冠へ-。花園の舞台で大きな目標を達成する。

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