バスケットボールU17日本代表でウインターカップ優勝の開志国際(新潟)F武藤俊太朗(3年)が、B1新潟アルビレックスBBの特別指定選手として登録され、13日に同校で会見した。
17歳はB1新潟史上最年少で、期間は明大に進学するため、3月26日まで。また、18年開志国際のインターハイ初優勝時の主将だったPG小池文哉(日本経大4年)も特別指定選手として登録され、会見に臨んだ。期間はシーズン終了まで。2人は15日から練習に参加し、18日のホーム、アオーレ長岡での横浜BC戦から出場可能になる。
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武藤のあふれんばかりの希望が笑顔になってこぼれた。「大卒後にBリーグのプロ選手」がこれまでの目標だったが、特別指定とはいえプロの世界へ高校在学中にとび込むことができる。新潟のホームゲームは会場で応援。横越小1年時に新潟のバスケットボール教室に通い、競技をスタートさせていた。「小さい頃からの夢だったオレンジのユニホームを着るのはうれしい」。
新潟の選手としての活動期間は短い。だからこそ、やりたいことはたっぷりある。「ドライブで得点。3点シュートも決めたい」と試合出場となればオールラウンドの持ち味を出し尽くすつもりだ。「ルーズボール、リバウンドもアグレッシブにやりたい」と低迷するチームに勢いをつけたい思いもある。「プレーを見て学ばせてもらっていた」という新潟のSG遠藤善(23)から先輩、同僚として、プレーをさらに吸収していく。2月4、5日にホームで対戦する宇都宮のSG比江島慎(32)と「マッチアップしたい」と言う。背番号60は希望した好きな番号。「60番といえば武藤と言われるようなインパクトを残したい」と意気込んだ。
武藤は年代別日本代表経験も豊富で昨年はU17ワールドカップ(7月=スペイン)など海外を相手にプレーした。「世界が相手だとノーマークの瞬間は少ないから確実にシュートを決めていかなくてはならない」。そんな教訓はBリーグでも通じる。初優勝した12月のウインターカップは5試合平均18・2得点、12・2リバウンドのダブル・ダブル。ベスト5に選出される活躍だった。特別指定は明大進学までの限定だが「プロの舞台を経験するのは大学4年間のバスケ生活にとってプラスになる。チャレンジしたい」とこのときだけは表情を引き締めた。【涌井幹雄】
◆特別指定選手 満22歳以下の選手がBリーグの試合に出場できる制度。現役の大学生や高校生の有望選手に能力に応じた環境を提供することが目的。各クラブは通常の選手登録とは別枠で、シーズン中に2人まで登録可能。若手の「登竜門」とも呼べる。
◯…開志国際OBの小池は着実にステップアップしてきた。日本経大(福岡)では19-20年シーズンにB3佐賀の特別指定を受け、20-21シーズンはB2に昇格した佐賀で再び特別指定選手としてプレーした。そして卒業シーズンの今季、地元新潟の特別指定登録だ。持ち味はシュート力で、恩師の開志国際・富樫英樹監督(60)からは「試合に出たら3点シュートを5本、決めて欲しい」と要望されている。「ミスを恐れず、積極的にプレーしたい」と試合出場を狙う小池は「まずは(相手の)ガードの選手に気持ちで負けない」と話して、こう続けた。「富樫勇樹選手(千葉J)に勝てるように頑張りたい」。恩師の長男で日本代表の名前をあげて強い意気込みを表していた。


