第10シードの青山修子(35=近藤乳業)柴原瑛菜(24=橋本総業)組が、キャロライン・ドールハイド(米国)とアンナ・カリンスカヤ(ロシア)組を6-3、6-3のストレートで破り、2年連続で4強入りした。

青山の正確なショットと柴原の強打がかみ合った。第1セットの第3ゲームで先にブレークを許したが、すぐさま第4ゲームをブレークバック。この序盤の攻防がポイントとなった。第6ゲームもブレークすると、そのまま危なげなく第1セットを奪った。

第2セットも第1ゲームをブレークして優位に立つと、サービスゲームをきっちりキープし、第9ゲーム。最後は柴原のバックの強打に、相手のショットはネットに掛かった。最終ゲームもブレークし、試合時間1時間18分の快勝だった。

青山が「ここまで勝ち上がれて自信になる」と言えば、柴原は「気が抜けない相手だったが、うまく対応できた。ほっとしている」と喜びをかみしめた。

4大大会では3度目の4強入りだが、決勝進出はない。2019年からコンビを組み5年目。154センチの青山に対し柴原は170センチと身長差は16センチ、加えて年齢差も10歳という異色のペア。新たな歴史へ機は熟した。

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