2月の4大陸選手権(米国)代表に決まっている千葉百音(17=宮城・東北高)が68・00点をマークした。

「私は国体の雰囲気が好きですね」

宮城県代表のジャージーをまとい、リンクサイドでは県の仲間が応援してくれる。SP「シンドラーのリスト」も、その拍手を背に滑りだした。

冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)から、ルッツ-トーループの連続3回転、後半の3回転ループにつなげた。持ち味の伸びやかなスケーティングが映える。振り付けの鈴木明子さんから、柔らかい体の使い方を学び、シーズン当初からの向上も実感する。

「しなやかで美しい動きができるように。動きと動きをつなげられるように、最初から最後まで一連の動きにできるようになってきたかな」

まだスケーティングの安定にかける場面もあるとしながらも、手応えをつかみ始めている。