2010年バンクーバーオリンピック(五輪)代表で、昨年9年ぶりに現役復帰した織田信成(35=大阪・大阪スケート倶楽部)が来季の現役続行を明言し、全日本選手権出場を目標に掲げた。

この日のフリーは冒頭の4回転トーループで転倒するなど138・89点。合計201・46点で大会を終えた後、「来シーズンも競技者としてやりたい。復帰して国体だけっていうのはもったいないなって感じているので」と明言した。

大会に向かう中で、練習を追い込みながら、「はあはあ言っている自分がなんかいいな、生きているな」と感じたという。

「マラソンのキプチョゲ選手みたいに、30代後半でも最高のパフォーマンスをしてる選手は世界中にたくさんいると思うので、そういう選手になれるように頑張りたい」。仕事の兼ね合いなども考慮し、練習環境なども整えて、来季へ向かう。