2大会連続の全国高校選抜大会(3月、埼玉・熊谷)出場を目指す京都工学院が、まずは近畿大会出場を決めた。

前半に7本、後半9本の計16トライを奪い、大型FW擁する洛水に100得点で大勝した。大島淳史監督は「洛水さんは体が大きい。我々は速く、きっちり攻め続けようという話をしていました」と語った。

かつて花園を4度制した伏見工の流れをくむ同校は、16年の校名変更後初めて昨春の選抜大会に出場。2回戦で強豪の流通経大柏に20-31の激闘を演じ、復活を印象づけた。

今年の新チームは身長はあっても線の細い選手が多く、同監督は「新チームになってから、より食事の面は必要だと思っています。(花園予選のある)11月まで継続してやっていきたい」と明かした。

朝昼晩の3食は白米400、700、700グラムがノルマ。それに加えて1日5個のオニギリを食べさせる。京都から冬の花園にたどり着くには宿敵の京都成章を倒さねばならない。大島監督は「夏以降、戦えるサイズにするためには取り組んでいかないといけない。それ(体格差)が補えれば、可能性は非常に高いチームだと思っています」と話した。

近畿大会(12日開幕、和歌山)では上位5校が選抜大会出場権を得る。まずは2大会連続の春の全国へ、前進する。

予選B組決勝は京都成章が68-12で洛北に勝利し、近畿大会出場を決めた。京都成章を36シーズン率いた湯浅泰正監督が、今冬の花園終了後に退任。OBの関崎大輔新監督は、修学旅行のため不在だった。