前回準Vの「チャッスーペア」が、逆転で決勝進出を決めた。

世界ランク14位の松村千秋(30=中部電力)谷田康真(28)組が準決勝に臨み、7-6で勝利。エキストラエンド(延長戦)の末に、前回王者の吉田夕梨花(29=ロコ・ソラーレ)松村雄太(33=TM軽井沢)組を下し、今大会唯一の無敗を継続した。

粘り強く戦い続けた。2-0で迎えた第2エンド(E)にはハウス内にストーンをためることができず、大量4点を献上。第5E終了時には3-6とリードを許した。

ここから反撃開始。第6Eに1点を奪うと、第7Eでは相手が有利な「パワープレー」を行使される中、1点のスチールに成功した。第8Eでも1点を奪い、第9Eにはスチール。逆転で決勝進出を決めた。

2人は混合ダブルスに軸足を置いている。谷田は昨年6月にコンサドーレを退団。松村も4人制の中部電力ではフィフスに回り、混合ダブルスに注力してきた。

海外ツアーにも積極的に参戦し、今年1月上旬の米ツアーでは優勝も飾った。1次リーグ期間中に谷田は「今シーズンはツアーでも劣勢で戦ってきた」と自信をのぞかせていた。

同日午後1時からの決勝では、前回大会準決勝で勝利した小穴桃里(27)青木豪(23)組との対戦に臨む。優勝チームは世界選手権(4月22~29日、韓国)の出場権を獲得する。

◆準決勝の結果

松村千・谷田組7-6吉田夕・松村雄組

小穴・青木組8-7藤沢・山口組