埼玉パナソニックワイルドナイツのFB山沢拓也(28)が、途中からSOに入って開幕9連勝に導いた。

FBでプレーした前半24分には、神戸のゴールラインドロップアウトのボールを10メートルライン付近でキャッチ。相手の陣形を見ながら、右足で冷静にDG(ドロップゴール)を決めて10-0とした。

後半8分にSO松田力也が鼻骨付近を負傷してピッチを出るとSOへ。同27分にキック処理のボールをWTB野口竜司、ヴィンス・アソとつなぎ、山沢が約35メートルを走りきった。最後は中央へボールを置くだけだったが、追いかけてきた神戸CTB浜野隼大を意識したのか、グラウンディングする際にまさかのインゴールノックオン。トライは幻に終わったものの、足だけで成功率100%(5G1PG1DG)の16得点を稼いだ。

攻撃面でチームを引っ張り「DGは狙ってみた。時間帯的にもやるチャンスでしたし、点数的にも優位に立てる。(DGは)リーグワンでは初めてですね。(トライの場面は)滑ってしまいました」と語った。