24年9月に開幕する日本ハンドボールリーグ(JHL)の新リーグを主導してきた葦原一正代表理事(45)が29日、6月末の任期満了で退任すると明言した。同日に行われた臨時社員総会で表明し、終了後の記者会見で「新しいリーダーの下で議論してもらった方がいい」と思いを語った。

新リーグをめぐっては男子のジークスター東京、大崎電気、湧永製薬などが22年8月末が期限だった参入審査申請を見送った。同年10月には男女18チームでの開幕を発表。だが全チームとの意見交換や理事会の議論などを経て、3月15日に一転、23~24年シーズンの加盟全24チームでスタートすることを発表していた。

この半年間で進退を考えていたと明かした葦原代表理事は「『自分が適切なのか?』と意識し始めた」とし、日本協会とリーグ、リーグとチームで足並みがそろわない状況を考慮したという。後任については選考委員会で協議される。