バドミントンの男子シングルスで世界ランキング21位の桃田賢斗(28=NTT東日本)が、24年パリ五輪出場へ不退転の覚悟を示した。

日本代表は11日、5月に始まり来年4月まで続く代表選考レースを前に、都内で取材対応。「もう1回あのコートに立ってプレーしたい」と誓った。

パリ五輪の男子シングルス出場枠は最大2人。2大会連続の代表入りには、選考レース期間中の対象大会で結果を残し、それに基づくランキングで上位2番以上に入る必要がある。桃田は現在4番手だが「自分が上がっていけば、日本のレベルも上がる。起爆剤じゃないけど、そういう存在になれたら」と焦りはない。

初心を思い出し、五輪への思いが湧き上がった。昨夏のジャパンオープンで初戦敗退となった後、香川の実家で1週間ほどラケットを握らずに過ごした。「もういいかな」。引退を悟る中、小中学生の頃のプレー映像を見た。「諦めずに食らいついているな」。ビデオに写っていたのは、純粋にシャトルを打つ過去の自分。競技との向き合い方をあらためた。今は「純粋に楽しめている」と笑える。

「(五輪に)出られなかったとしても、自分が納得いくかが大事」。9月に29歳を迎える“ベテラン”が、4番手からの逆襲に燃えている。【藤塚大輔】