女子で22年ジュニアグランプリ(GP)ファイナルに初出場した吉田陽菜(はな、17=木下アカデミー)が、シニア完全転向を見据える来季の高難度ジャンプ構成に意欲を見せた。

第2部では白の衣装で「スター・ウォーズ」のレイア姫のテーマを演じた。今季は国内をシニア、海外ではジュニアを主戦場に競技会へ出場してきた。7月から始まる新シーズンはシニアへ完全に転向する意向で「トップの選手に近づけるようにしていきたいです」と力強く意気込んだ。

シニアでは強みのトリプルアクセル(3回転半)を、ショートプログラム(SP)から得点源として組み込むことが可能となる。4回転トーループも練習しているが「トリプルアクセルは自信がある。(理想は)フリーで2本入れて(SPと)合計で3本跳ぶことです」ときっぱり。高難度のジャンプ構成で、さらなる飛躍を目指す。【松本航】